lauantai, 27 huhtikuun, 2024

警察からの注意喚起。スリの被害にあわないための簡単で効果的な工夫とは:財布の入ったカバンを背中のほうにしないこと。大金を持ち歩かない、貴重品は家やホテルで保管する。

ヘルシンキで発生するスリ被害は、次のようなケースが目立ちます:観光客とくに中国人と日本人、背中の側にきているリュックやショルダーバッグやお尻のポケットに入っている財布からの盗難。アジア人観光客はヨーロッパ中のスリのプロたちが、まず最初に狙います。アジア人観光客は大金を持ち歩いていることが多いということを、スリたちは知っているのです。

プロのスリはほぼ100%がブラブラしながら犯行に至ります。そうではないスリのケースもあるにはありますが、ほとんどが「チャンスがあったから盗んだ」というものなのです。つまり人が見ていない状態で財布や携帯電話・スマホが置かれていた、例えばバーなどで隙のある状態にあったので、失敬したという訳です。

スリにとって格好の場所はオープンな野外。監視カメラがなく、どの方向にも逃げていけるためです。具体的には市場がこれにあたります。そのほかスリたちが好むのは観光地周辺の道。教会を出たとところからスリがついてきて、通りで誰を狙うか見極めていたりします。

公共の交通手段、特にトラムや駅に止まっている電車はスリにとっては便利な場所です。混み合っているうえ、パッとその場から立ち去れるからです。

また観光客はホテルでの朝食の際も持ち物に注意していてください。朝食会場に必要でない貴重品を持ち込むのは決して賢明な判断ではありません。どうぞ宿泊中のお部屋に置いていってください。同じことが街に出ているときにも言えます。その日の予定に必ずしも必要でないものは、例えばホテルの部屋にある施錠できる貴重品ボックスに保管しておくなどしたほうが賢明です。

また観光客と並行してスリに狙われているのが高齢者。スーパーでの買い物時など、現金を持ち合わせているためです。つまり現金を持ち歩くのは、少なくとも大金を持ち歩くのは誰であれ賢明なことではないということです。

スリに狙われたと気づいたら、すぐに電話番号112の緊急電話におかけください。また犯罪と疑われるものを目撃したなどの場合には、彼らの特徴や目印、またどちらに向かって逃げていったかなど、しっかり覚えていてください。

スリに関するどんな小さなことでも構いません。急ぎでないものは、ぜひメールで情報をお寄せください。taskuvarkaudet.helsinki(at)poliisi.fi

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